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「9条改憲NO! 3千万署名をすすめる市民アクション・北広島の会」が発足しました

3月31日(土)、広葉交流センターにおいて80名近くの市民のみなさまが参加して、「9条改憲NO! 3千万署名をすすめる市民アクション・北広島の会」発足のつどいが行われました。

 

司会は、安保関連法に反対するママの会の佐々木百合香さん。


最初に、共同代表の遠藤潤司さんが、教師時代の経験を語りながら「9条改憲を絶対に許してはならない」と開会あいさつを行いました。


「記念のお話」は、38歳、新進気鋭の弁護士橋本祐樹(ゆき)さん(北海道合同法律事務所)。テーマは「~今からでも遅くない~9条改憲入門講座」
参加者と一緒に、9条改憲のヤバさを考えあう、双方向型の楽しくわかりやすいお話でした。そして、お話の後には、コントと歌もありました。


自民党憲法改正推進本部は、現行憲法9条2項を維持したうえで、新たに9条の2を新設し、「自衛隊」を明記する方向で取りまとめる方針を決めました。3月25日の党大会では、条文案の作成は推進本部長に一任するという状況まで来ています。
橋本さんは、自民党9条2項改正案について、これまで出てきている3つの案について説明し、9条2項維持案でも、9条2項が死文化・骨抜きにされることをわかりやすく語りました。


そして、憲法に自衛隊を書き込めば、①軍事予算の増大、②敵国のミサイルが飛来する前の敵基地攻撃能力の保有の正当化、③軍事的公共性による基本的人権の制限、④徴兵制の合憲化ないしは経済的徴兵制の導入、⑤自衛隊の本来任務がどんどん外向きになり災害援助活動が後回しになる事態が起こると言います。
そして、自民党幹部の言葉を引いて、9条改憲を行った後に2項を完全に削除することを自民党は狙っていると断言します。


橋本さんは、北朝鮮脅威論について、現実の北朝鮮の動きをリアルにとらえた上で、「北朝鮮脅威論は、9条改憲を実現するために危機感を煽る(あおる)道具とされている」と強調しました。



最後に、まとめをかねて、「9条改憲NO! 3千万署名」を進めていく上で以下のことが大事だと語りました。
①改憲論議について、「自衛隊の存在を書き込むだけだから9条2項は変わらないという説明のウソ」や「9条改憲のその後が狙われている」ことを一人でも多くの人に知らせる。
②北朝鮮脅威論は歴史と事実にもとづかないことを理解し、北朝鮮脅威論が改憲の口実として使われることを防ぐ。


9条改憲のヤバさをシミュレーションしたコント「近未来予想図」、9条改憲のヤバさを歌
った「時代~こんな時代にしないために」(中島みゆきの歌の替え歌)を、参加者みんなで、笑い、楽しみながら、「こんな時代にしてはならない」と誓い合いました。
「トークあり、コントあり、歌あり」の型破りライブでした。

 


「会」の呼びかけ人の方を中心に、市民のみなさま5人から一言メッセージがありました。
また、呼びかけ人の道議会議員・市議会議員を代表して、小岩均道議会議員が、あいさつされました。


共同代表メンバーを代表して柘植純一さんが、内外の情勢に触れながら「『9条改憲NO! 3千万署名』を力を合わせて進めていこう」と、力強い閉会あいさつをされました。



<事務局報告>

署名目標は15,000筆(現在約2,500筆)とします。
北広島九条の会が「会」の事務局を担います。

当面の署名行動日程は
スケジュール(☚click)のページからご確認ください。


橋本祐樹弁護士のお話レジュメはこちら(☚click)からご覧になれます。
橋本弁護士が歌った「時代~こんな時代にしないために」(中島みゆきの歌の替え歌)の歌詞も載っています。

2018年03月28日

4月例会開催 <連続講座>「明治150年」を考える 2

4月7日(土)団地住民センターにおいて、40名の市民の皆さまの参加で、第68回例会を開催しました。3月に続く、連続講座2回目です。
講師は、後藤守彦(ごとうもりひこ)さん 
演題は、「『明治150年』を考える 2」


後藤さんは、「今日、4月7日は、世界一の巨大戦艦と言われた戦艦大和が撃沈された命日です」「乗組員の約92%、約3,000人が大和の沈没によって死亡しました」「戦艦大和の悲劇的な最後は、日本軍隊の無謀な戦術の究極の姿を示しています」と最初に述べて、アジアの視点から見た「明治150年」について語りはじめました。(以下は、HP編集部がまとめた1時間30分の講演のポイントです)


明治時代の思想の中心は、「脱亜入欧」と言われる脱亜思想でした。この思想のもと、欧米に従属しながら日本はアジアに侵略していきました。

明治の時代が採用した、徴兵から戦死までのシステムとして、(1)徴兵制度の創設、(2)軍人勅諭に見られるような皇軍意識の注入、(3)戦死を美化する靖国神社の設置があげられます。


1874年、中国・朝鮮への軍事行動が開始されます。軍事行動は1945年まで続き、70年戦争と言っていいものです。
≪明治時代に起こった日清戦争(第1次朝鮮戦争と言える)、義和団戦争、日露戦争(第2次朝鮮戦争と言える)、それぞれの戦争について、開戦の目的、経過、結果を、後藤さんは詳しく述べました。≫

軍事力を背景として、朝鮮王妃を殺害し、朝鮮植民地化を進めました。朝鮮王妃(閔妃、明成皇后)殺害事件はすべての韓国人が知っていますが、日本人にはほとんど知らされていません。


このような時代にあっても、平和の思想・平和の運動が生まれました。これらの思想・運動は、日本国憲法9条につながっています。
しかし、権力に歯向かうもの、戦争を進めることを邪魔するものは絶対に許さないとして、これらの思想・運動に対し、大逆事件に見られるような死刑を伴う大弾圧が行われました。

(日本弁護士連合会が2011年9月に出した「大逆事件死刑執行100年の慰霊祭に当たっての会長談話」はこちらで、また、民主法律協会が2017年4月に出した「歴史に見る『共謀罪』による非道な弾圧―大逆事件と今日の共謀罪を許さぬたたかい―」はこちらでご覧いただけます)


明治時代以後、いくつかの戦争を経て、1945年日本の敗戦により、70年続いた戦争は終わりを迎えました。
「明治150年」を考える時、日本310万人・アジア2000万人の犠牲を生んだ事実を絶対に忘れてはなりません。そして、日本国憲法には、無数の犠牲者を生んだ記憶とともに、自由民権運動などの自由と平和を求め続けた闘いの記憶、第一次世界大戦以後に戦争を違法化してきた世界の記憶が結晶化されています。
憲法9条は、日本と世界の共通の財産であり、日本国憲法は、改憲するのではなく実現(完全実施)することこそが歴史に対する責任です。

 

講演レジュメは、こちら(☚click)からご覧いただけます。

2018年04月09日

第11回「平和のうたごえ喫茶」開催(5月3日)

 

5月3日の憲法記念日。JR北広島駅改札口前エルフィンパークで「第11回 平和のうたごえ喫茶」が行われました。あいにくの雨模様でしたが、約150名の市民のみなさんの参加で素敵な音色と歌声が響きわたりました。

昨年まで実行委員長を務めた森田麻子さんから『平和のうたごえ』バトンを引き継いだ新実行委員長の伊藤廸子さんが「憲法を守って、平和の歌を歌い続けましょう」と開会あいさつをされました。(上の写真は左から、バトンを受けた伊藤さん、森田さん、司会の伊藤永さんと遠藤隆子さんです)


 

11:00から13:40まで、3部構成で行われました。

 第1部 北海道合唱団のリードでうたごえ交流会 

 
 第2部 音楽グループ・合唱グループの演奏・歌、平和の詩の朗読

①田村幸雄さんのギター弾き語り&アンダンテ(村井明さん・田村幸雄さん)

 

②新婦人コーラスグループ「わたげの」

 

③女性コーラス「エーデルワイス」

 

④アンサンブル Kira

 

⑤北海道合唱団

 

⑥遠藤隆子さんによる平和の詩の朗読

 

 第3部 リクエストタイム & うたごえ交流

 

 

 

 

<トピック>

島垣和子さん作成の舞台正面装飾が、10年ぶりに衣替えしました。二人の大きな可愛いお雛様が描かれ、それは平和に向かって飛び立とうとするかのようでした。

今年も飲み物と「九条パン」、完売しました。ご協力ありがとうございました。


 

参加された方に、陶芸家でもある北広島九条の会顧問の山崎さんに作っていただいた「9条ペンダント」がプレゼントされました。

 

北広島九条の会会員の山田さんが、憲法、沖縄、フクシマ、核兵器、市民と野党の共同の取り組みについて掲示してくれました。

 

来年の憲法記念日も、「第12回 平和のうたごえ喫茶」で、お会いしましょう。


 

2018年05月03日

「九条だより」2018年6月号(126号)掲載

「九条だより」2018年6月号(126号)を発行しました。

会員の皆さまには、ハードコピーをご自宅にお届けしておりますが、HPご覧の皆さまは、下記をご参照下さい。

最新の126号(2018年6月1日付け)は こちら (☚click)でご覧になれます。


<126号の主な記事>

1)ご案内(スケジュールのページで、詳しくご案内しています)
6月例会:6月10日(日)❝憲法の話(1回目)❞「日本国憲法はこうしてできあがった」
6月署名宣伝行動:6月3日(日)・9日(土)・17日(日)・19日(火)

2)お知らせ
「安倍9条改憲NO!3千万署名をすすめる全国市民アクション」が声明を発表

3)活動報告
第11回「平和のうたごえ喫茶」盛大に開催(5月3日)
「市民と野党の共闘を求める5区の会・設立1周年のつどい」120名が参加(5月19日)

 

2018年05月25日

6月例会開催  「憲法の話」 3回連続講座 第1回目  「日本国憲法はこうしてできあがった」

6月10日(日)団地住民センターにおいて、34名の市民の皆さまの参加で、第69回例会を開催しました。
講師は、弁護士の作間豪昭さん。憲法応援団の副団長をされています。
演題は、「日本国憲法はこうしてできあがった」。「憲法の話」3回連続講座の第1回目です。


 作間さんは、ポツダム宣言受諾(終戦)から日本国憲法が制定されるまでの経緯を時系列で説明、その上で「日本国憲法は押しつけ憲法」との意見について実際はどうだったのかを解説しました。

 「紆余曲折はあったが、結果的にGHQのマッカーサー草案に基づく起草となったことは内政干渉にあたり、期間的にも拙速な憲法だ」という意見があります。
 しかし、日本はポツダム宣言を受け入れており、“天皇主権の廃止、民主主義的傾向の復活”という連合国の要求に従う義務があったこと、マッカーサー草案には日本の民間の憲法改正案を参照した内容もあり現憲法に近いイメージが国民の意識に共有されていたと考えられること、また、戦前にはなかった女性参政権のもとでの普通選挙制の実施によって選出された国会議員による自由な審議を通過し可決されたものであることなどから、「押しつけ」という評価は一面的ではないか、と述べました。


 中盤の「憲法改正クイズ」では、環境権の保障のためには憲法の改正は必要か?(〇 or ✖)などのクイズが出されましたが、逆に会場から質問や意見が相次ぎ、ヒートアップして参加者からストップがかかる場面もありました。
 憲法改正の必要性の有無については、基本的な考え方として、立憲主義(憲法とは権力を縛るものであるという考え方)の立場に立ち、「権力の権限を拡大する場合には憲法に書き記す必要がある(改正が必要)」、一方「個人の権利については、人権を認める方向で拡大解釈は可能(改正の必要はない)」と話されました。

 最後の質疑応答では、来日したベアテ・シロタ・ゴードン(*)さんの講演会を聞いたという参加者の方から、ベアテさんの「“押しつけ”とは、悪いものを渡したときの表現、私たちは当時世界的に最先端のよいものを手渡したのだから“押しつけ”ではない」という言葉を紹介していただき、腑に落ちる思いがしました。


 終わりに、作間弁護士は「『憲法改正をいう人は何を目的としているのか』を見極めることが重要です」と強調して話を締めくくりました。


ベアテ・シロタ・ゴードン(Beate Sirota Gordon, 1923~2012)
日本国憲法第24条(家族生活における個人の尊厳と両性の平等)の草案を執筆した事実が1990年代になって知られるようになったアメリカ人女性です。
ウィキペディアによる説明はこちらからご覧になれます。
岩波ブックレット「ベアテ・シロタと日本国憲法 父と娘の物語」(2014)はこちらに紹介されています。

 

講演レジュメは、こちら(☚click)からご覧いただけます。
(なお、レジュメに「1945年8月15日終戦 = ポツダム宣言受諾」と書かれていますが、ポツダム宣言受諾日は8月14日です)


2018年06月15日